私が業務委託を選択しない理由

2026-02-21

私は良いように経営側だけ旨みを取ると言った関係性ではなく

 

・きちんと経営側、従業員側の利害が一致し互いに手を取り合える関係性でありたい事

 

・経営上、税や売上の申告は正しく行うべき(それが一番の節税)

 

だと考えています

 

 

業務委託として働いている方と面談をしていると社保や税金を控除しない報酬が入ってくるので給与が増えたと錯覚している方が本当に多い印象です…

 

 

 

後に出て行くお金を考えると報酬額で業務委託を選択するのは危険

 

 

当店では指名100万円の売り上げがあった場合売り上げの40%がお給料になるので40万円

 

 

業務委託の指名だと50%〜55%で50〜55万円といった所でしょうか

 

 

店販はなしとしましょう

 

 

 

ここから比較していきます

 

 

前提条件

 

•業務委託(個人事業主)

 

月報酬50万円 → 年商600万円

 

•経費は一旦 0円想定(後で調整可)

 

美容師業務委託の方が落とせる経費はたかがしれているので…

 

•青色申告あり(65万円控除)

 

なんでもかんでも経費で落として不正に年商を無理くり下げている人は論外として(税務調査が入ってしっかり取られます)

 

 

上記を前提に話を進めていきます

 

 

雇用されている方の手取りは

健康保険:約2万円

厚生年金:約3.7万円

雇用保険:約2,000円

所得税:約7,000〜1万円

住民税:約2万円前後(※前年所得ありの場合)

 

控除合計:約8〜10万円

 

 

総支給40万円だと→32万円が手取り

 

 

 

業務委託は個人事業主となるので

もちろん手元には50万が入ってきます

 

 

手取りが32万円の雇用美容師と

 

50万の報酬の業務委託美容師

 

ここで18万円の差が出るので業務委託が魅力に感じやすいですよね

 

 

しかし!!!

 

 

業務委託(個人事業主)でも「後々払うもの」はこれです。

 

 

業務委託でも必ず払うもの

① 健康保険

国民健康保険に加入

•前年所得ベースで計算

•所得が高いとかなり重い

会社員時代より高くなることが多い

年間66〜75万

 

 

 

② 年金

国民年金

•原則 定額(月約16,980円 ※年度で微変動)

厚生年金は 払わない(=将来の年金額は大幅に下がる)

年間20.4万

月1.7万

 

 

 

③ 所得税

•確定申告で支払う

•所得 − 経費 − 控除 に対して課税

源泉徴収されていなければ後払い

年間約40〜45万円

月約3.5万

 

 

 

④ 住民税

•翌年6月から支払い開始

•年4回 or 毎月払い

年間48〜50万

月4万

 

 

 

業務委託では「払わなくていいもの」

 

 

雇用保険

•雇われていないので対象外

 

 

厚生年金

•会社員専用

 

 

 

月50万の報酬で毎月上記を積み立てると

月16万は国に支払う物なので

 

50万報酬の実質手取りは34万といったところです

 

 

正社員は50万→手取り32万

 

業務委託は月50万→実質34万

 

 

こう計算していくと2万円の差で雇用という安定性がなく休めば0報酬

 

そしてなにより社会保険なしなので将来の年金受給額は6.6万

 

正社員で美容師を続けた人は15〜17万受給

 

 

 

この国は雇用されている側がとても有利で守られているんです

 

 

そして前回の記事の通り業務委託契約は経営者に取ってめたんこ都合の良い契約です

 

弊社でも雇用の方がきついのは事実です

 

それでも正社員で雇用し社会保険を背負って

教育して、未来を作りたいんです

 

従業員達のことを考えずにラクな道はいくらでもあります

 

 

それでも私だけメリットを取らずに

 

「雇用」

 

「育てる」

 

「守る」

 

お客様、従業員、経営者全員がWINな関係性を私は選びました

 

 

自分の元で美容師を選択してくれた従業員達には必ず良い生活と、最高の美容師人生を歩んでもらいたいです

 

 

 

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