業務委託って実際どうなんですか?
というご質問が美容師さんとお話ししていると
とても多いので業務委託のメリットデメリットを経営者視点から書いていこうと思います(^^)
正直、お話を聞いているとメリットだけが先行しデメリットの部分をキチンと理解していない方が多い印象です。
目先の手取りは多いように思えますが
実は後から支払う必要が出てくる税関係で
雇用されていた方が稼げている事に気付いていない方も多いですね..
はっきり言うと
・労働条件を守っている美容室
・還元率の高い美容室
で勤めているならメリットは1個2個くらいしかないように思います
(でも美容業界はブラックが多いからね。。。)
リアルな話、皆さん
我々経営者側のメリットを知っておいた方が良いです
業務委託という働き方は
「雇用」ではなく「個人事業主となり会社との業務契約」です。
つまり原則として、我々経営者側は以下の義務を負いません。
業務委託に「適用されない」主な労基ルール
・有給休暇の付与義務なし
→ 何日休もうが「無給」が基本
・労働時間の上限規制なし
→ 1日8時間、週40時間などの縛りがない
・休憩時間の確保義務なし
→ 6時間以上で45分、8時間以上で1時間、という規定は適用されない
・休日の保証義務なし
→ 週1日または4週4休の義務なし
・残業代支払い義務なし
→ 何時間働いても時給計算・割増不要
・深夜・休日・時間外割増なし
→ 深夜25%、休日35%といった割増概念がない
・雇用契約解除の厳しい制限なし
→ 解雇ではなく「契約満了・更新なし」で終了できる
・社会保険加入義務なし(会社負担なし)
→ 健康保険・厚生年金・失業保険 すべて自己責任
・労災保険の適用なし
→ ケガ・事故・通勤災害も基本は自己対応
・最低賃金の適用なし
→ 売上ゼロなら報酬もゼロで問題なし
つまり極端に言えば
業務委託では
「どれだけ働かせても」「どれだけ休ませなくても」
法律上の問題になりにくい仕組み
になっているのが実態です。
経営者にとってめちゃくちゃ都合がいいですよね…
この仕組みによって我々は
完全に 人件費=変動費化 できます。
売上がなければ払う必要がないため
経営上のリスクは大幅に軽くなります。
• 有給も
• 休みも
• 労働時間も
• 残業代も
• 社会保険も
守る義務がない働き方になっています
という経営者側にメリットが凄いですw
ここに目先の手取り、自由さに釣られている印象です。
これが業務委託が増え続けている、最大の理由だと思います
(偽装請負=違法扱いになる可能性もありますがそこは省きます)
言ってしまえば
「守られない働き方」でもあります。
この日本は圧倒的に雇用されている側が守られている国です。
業務委託は、ある意味「ひとり美容室経営」になるので
• 売上の管理
• スケジュール管理
• 体調管理
• メンタル管理
• 税金の管理
これを“誰かにやってもらう”という考えがない人は、かなり向いています。
「自分の人生は自分で責任を取る」
この感覚が強い人ほど、業務委託で伸びると思います(^^)
目的が明確
•独立資金を貯めたい
•子育てと両立させたい
•数年で貯金を作りたい
•自分のブランドを強くしたい
このように
「なぜ業務委託を選ぶのか」がはっきりしている人は強いです。
逆に、「なんとなく自由そうだから」はかなり危険だと思います…
業務委託に向いていない美容師の特徴
ここからは少し厳しめですが、現実に多いパターンです。
「楽したい」が理由になっている
•出勤時間が自由だから
•上司がいないから
•働く日数が少なそうだから
この気持ちが強いまま業務委託に行くと危険です。
自由=責任です
正直な話
業務委託で働くには
•新規が多くてもリピートされにくい客層
•安く施術したいお客様が多い
高単価サロンとは逆を行き、価格を安くする=集客の数を安定させて兎に角数をこなす働き方が多いと思います
こうなると消耗が激しく、心も身体も疲れやすくなります。
その働き方、今はいいですが5年後、10年後出来ますか?
業務委託では「環境=自分の選択」になります。
お金の管理が苦手すぎる
• 使うだけで残らない
• 税金のことを考えたくない
• 貯金できない
• 月によって使いすぎる
業務委託は、月ごとの収入差が大きいので、
ここがコントロールできないとかなり危険です。
業務委託という働き方は「自由」「縛られない」というイメージを持たれがちですが、実際の現場では違うケースも少なくありません。
多くのサロンでは
• 月◯万円以上の売上
• 指名数◯人以上
• 一定の出勤日数
といった「売上基準」や「稼働条件」が設定されていることがあります。
これは表向きには
「目標」
「目安」
「理想ライン」
と言われることが多いのですが
実態としては
その基準を下回る=次回の契約更新はしない
つまり、実質的な「解雇」
という形になるケースも存在します。
雇用契約ではないため、「解雇」ではなく「更新しない」という形が取られるだけで、
実際に起きていることはほぼ同じです。
シュミレーション
今だと50%バックが主流だと思うので
売上80万円 × 50%バック = 40万円(税抜ベースの報酬)
なので
👉 報酬額(額面)= 400,000円 になるので見栄えはかなり良いですよね(^^)
ただし「業務委託」の場合、この40万円はそのまま全額ポケットに入るわけではなく
ここから自分で払うものが発生します
• 所得税
• 住民税
• 国民健康保険
• 国民年金
• (場合によっては)事業経費
・個人事業税などetc
ざっくりですが、一般的には80万の売り上げで50%歩合なら
40万ではなく手取り目安は30万円前後です
ウチでの正社員だと。。。
• 売上80万円
• 技術歩合40%なので32万円
社会保険が引かれて
手取りは24〜26万円くらいになることが多いので
月3〜5万程の手取りが増えるだけで
将来もらえる年金額半額・保証が一切効かない全てが自己責任の働き方を
身体が資本の美容師が歳を取っても続けられるのかという問題です。
なので貯蓄や投資などもしっかりする事をおすすめします!
業務委託は、「逃げ道」ではなく
「戦略として選ぶ働き方」
向き合い方ひとつで
天国にも地獄にもなります。
• 客数をとにかく増やす
• 1人あたりの時間を短くする
• 休憩を取らない
• 身体の痛みを我慢する
• 心が置いていかれる
結果、「今は稼げているけど、明日は分からない」状態になりやすくなります。
実際こう感じている人も少なくないはずです。
「今はできるけど10年後も同じ働き方できるだろうか…」
この疑問が浮かぶ時点で、もう答えは見えているんですよね。
人間の体力・集中力・回復力は、年齢と共に確実に変わっていきます。
若さの勢いだけで回せていたスタイルは、いずれ限界が来ます。
それは「根性の問題」でも「気合いの問題」でもありません。
業務委託という働き方は「長期戦向き」ではない
ここ、かなり大事な部分なのでハッキリ書きます。
業務委託は、
✅ 短距離走
✅ 中距離走
❌ マラソンには向いていない働き方です。
若いうちは
• たくさん働ける
• 無理がきく
• 回復が早い
• 将来のことを深く考えすぎない
でも年齢を重ねるにつれて
「安定」「安心」「保証」「体力の余白」
これらがどんどん大事になってきます。
その時に
• 退職金なし(ウチは退職金もあります)
• 社会的保証なし
• 売上次第で切られる可能性あり
という働き方を、
本当に続けていけるのか?
これは、一度本気で考えないといけないテーマです。
本当に大事なのは「今」ではなく「その後」
業務委託で稼げる人ほど、ここを意識してほしいと思っています。
じゃあ、どう考えるのが正解なのか
業務委託を
「ゴール」にするのではなく
「ステップ」にする
これが一番健全な考え方です。
例えば…
• 数年で資金を作る
• 将来の働き方を考える時間を作る
・最小限の時間で最大限稼ぐ
その上で
✔ より安定した雇用を選ぶ
✔ 自分で店舗を持つ
✔ 教育側・管理側に回る
✔ 体への負担が少ない働き方に移行する
こういった未来に繋げるなら、業務委託は「最高選択」になります。
でも
ただ流されて
ただ稼げるから
ただ自由だから
という理由だけで続けると
ある日突然「行き止まり」にぶつかります。
業務委託って実際どうなんですか?
というご質問が美容師さんとお話ししていると
とても多いので業務委託のメリットデメリットを経営者視点から書いていこうと思います(^^)
正直、お話を聞いているとメリットだけが先行しデメリットの部分をキチンと理解していない方が多い印象です。
目先の手取りは多いように思えますが
実は後から支払う必要が出てくる税関係で
雇用されていた方が稼げている事に気付いていない方も多いですね..
はっきり言うと
・労働条件を守っている美容室
・還元率の高い美容室
で勤めているならメリットは1個2個くらいしかないように思います
(でも美容業界はブラックが多いからね。。。)
リアルな話、皆さん
我々経営者側のメリットを知っておいた方が良いです
業務委託という働き方は
「雇用」ではなく「個人事業主となり会社との業務契約」です。
つまり原則として、我々経営者側は以下の義務を負いません。
業務委託に「適用されない」主な労基ルール
・有給休暇の付与義務なし
→ 何日休もうが「無給」が基本
・労働時間の上限規制なし
→ 1日8時間、週40時間などの縛りがない
・休憩時間の確保義務なし
→ 6時間以上で45分、8時間以上で1時間、という規定は適用されない
・休日の保証義務なし
→ 週1日または4週4休の義務なし
・残業代支払い義務なし
→ 何時間働いても時給計算・割増不要
・深夜・休日・時間外割増なし
→ 深夜25%、休日35%といった割増概念がない
・雇用契約解除の厳しい制限なし
→ 解雇ではなく「契約満了・更新なし」で終了できる
・社会保険加入義務なし(会社負担なし)
→ 健康保険・厚生年金・失業保険 すべて自己責任
・労災保険の適用なし
→ ケガ・事故・通勤災害も基本は自己対応
・最低賃金の適用なし
→ 売上ゼロなら報酬もゼロで問題なし
つまり極端に言えば
業務委託では
「どれだけ働かせても」「どれだけ休ませなくても」
法律上の問題になりにくい仕組み
になっているのが実態です。
経営者にとってめちゃくちゃ都合がいいですよね…
この仕組みによって我々は
完全に 人件費=変動費化 できます。
売上がなければ払う必要がないため
経営上のリスクは大幅に軽くなります。
• 有給も
• 休みも
• 労働時間も
• 残業代も
• 社会保険も
守る義務がない働き方になっています
という経営者側にメリットが凄いですw
ここに目先の手取り、自由さに釣られている印象です。
これが業務委託が増え続けている、最大の理由だと思います
(偽装請負=違法扱いになる可能性もありますがそこは省きます)
言ってしまえば
「守られない働き方」でもあります。
この日本は圧倒的に雇用されている側が守られている国です。
業務委託は、ある意味「ひとり美容室経営」になるので
• 売上の管理
• スケジュール管理
• 体調管理
• メンタル管理
• 税金の管理
これを“誰かにやってもらう”という考えがない人は、かなり向いています。
「自分の人生は自分で責任を取る」
この感覚が強い人ほど、業務委託で伸びると思います(^^)
目的が明確
•独立資金を貯めたい
•子育てと両立させたい
•数年で貯金を作りたい
•自分のブランドを強くしたい
このように
「なぜ業務委託を選ぶのか」がはっきりしている人は強いです。
逆に、「なんとなく自由そうだから」はかなり危険だと思います…
業務委託に向いていない美容師の特徴
ここからは少し厳しめですが、現実に多いパターンです。
「楽したい」が理由になっている
•出勤時間が自由だから
•上司がいないから
•働く日数が少なそうだから
この気持ちが強いまま業務委託に行くと危険です。
自由=責任です
正直な話
業務委託で働くには
•新規が多くてもリピートされにくい客層
•安く施術したいお客様が多い
高単価サロンとは逆を行き、価格を安くする=集客の数を安定させて兎に角数をこなす働き方が多いと思います
こうなると消耗が激しく、心も身体も疲れやすくなります。
その働き方、今はいいですが5年後、10年後出来ますか?
業務委託では「環境=自分の選択」になります。
お金の管理が苦手すぎる
• 使うだけで残らない
• 税金のことを考えたくない
• 貯金できない
• 月によって使いすぎる
業務委託は、月ごとの収入差が大きいので、
ここがコントロールできないとかなり危険です。
業務委託という働き方は「自由」「縛られない」というイメージを持たれがちですが、実際の現場では違うケースも少なくありません。
多くのサロンでは
• 月◯万円以上の売上
• 指名数◯人以上
• 一定の出勤日数
といった「売上基準」や「稼働条件」が設定されていることがあります。
これは表向きには
「目標」
「目安」
「理想ライン」
と言われることが多いのですが
実態としては
その基準を下回る=次回の契約更新はしない
つまり、実質的な「解雇」
という形になるケースも存在します。
雇用契約ではないため、「解雇」ではなく「更新しない」という形が取られるだけで、
実際に起きていることはほぼ同じです。
シュミレーション
今だと50%バックが主流だと思うので
売上80万円 × 50%バック = 40万円(税抜ベースの報酬)
なので
👉 報酬額(額面)= 400,000円 になるので見栄えはかなり良いですよね(^^)
ただし「業務委託」の場合、この40万円はそのまま全額ポケットに入るわけではなく
ここから自分で払うものが発生します
• 所得税
• 住民税
• 国民健康保険
• 国民年金
• (場合によっては)事業経費
・個人事業税などetc
ざっくりですが、一般的には80万の売り上げで50%歩合なら
40万ではなく手取り目安は30万円前後です
ウチでの正社員だと。。。
• 売上80万円
• 技術歩合40%なので32万円
社会保険が引かれて
手取りは24〜26万円くらいになることが多いので
月3〜5万程の手取りが増えるだけで
将来もらえる年金額半額・保証が一切効かない全てが自己責任の働き方を
身体が資本の美容師が歳を取っても続けられるのかという問題です。
なので貯蓄や投資などもしっかりする事をおすすめします!
業務委託は、「逃げ道」ではなく
「戦略として選ぶ働き方」
向き合い方ひとつで
天国にも地獄にもなります。
• 客数をとにかく増やす
• 1人あたりの時間を短くする
• 休憩を取らない
• 身体の痛みを我慢する
• 心が置いていかれる
結果、「今は稼げているけど、明日は分からない」状態になりやすくなります。
実際こう感じている人も少なくないはずです。
「今はできるけど10年後も同じ働き方できるだろうか…」
この疑問が浮かぶ時点で、もう答えは見えているんですよね。
人間の体力・集中力・回復力は、年齢と共に確実に変わっていきます。
若さの勢いだけで回せていたスタイルは、いずれ限界が来ます。
それは「根性の問題」でも「気合いの問題」でもありません。
業務委託という働き方は「長期戦向き」ではない
ここ、かなり大事な部分なのでハッキリ書きます。
業務委託は、
✅ 短距離走
✅ 中距離走
❌ マラソンには向いていない働き方です。
若いうちは
• たくさん働ける
• 無理がきく
• 回復が早い
• 将来のことを深く考えすぎない
でも年齢を重ねるにつれて
「安定」「安心」「保証」「体力の余白」
これらがどんどん大事になってきます。
その時に
• 退職金なし(ウチは退職金もあります)
• 社会的保証なし
• 売上次第で切られる可能性あり
という働き方を、
本当に続けていけるのか?
これは、一度本気で考えないといけないテーマです。
本当に大事なのは「今」ではなく「その後」
業務委託で稼げる人ほど、ここを意識してほしいと思っています。
じゃあ、どう考えるのが正解なのか
業務委託を
「ゴール」にするのではなく
「ステップ」にする
これが一番健全な考え方です。
例えば…
• 数年で資金を作る
• 将来の働き方を考える時間を作る
・最小限の時間で最大限稼ぐ
その上で
✔ より安定した雇用を選ぶ
✔ 自分で店舗を持つ
✔ 教育側・管理側に回る
✔ 体への負担が少ない働き方に移行する
こういった未来に繋げるなら、業務委託は「最高選択」になります。
でも
ただ流されて
ただ稼げるから
ただ自由だから
という理由だけで続けると
ある日突然「行き止まり」にぶつかります。